みつあみマラサダ日記

アメリカ、虹の州在住のみつあみマラサダが、日常のあれこれ、お気に入りの食べ物や生活雑貨、ふと考えたことなどをのんびり書いていきます。

スーパーでの見っけもの、豚トロで昼から幸せ気分。【アメリカのスーパー、お肉事情】

今日は、いつものスーパーで「おっ」と素敵なものを見つけた。

Pork jowl...豚トロだ!!

  

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海外のスーパーで豚トロを見つけたのは久しぶりだ。牛肉のコーナーを見ていたら、ふと目を惹かれた、ビーフの赤身の中に映える、ピンク色の肉。脂身のマーブル模様が眩しい。

 

「これ、牛肉?牛のどこの部位だとこんなにピンクなんだ...?」

 

不思議に思いながら手に取ったらPORK JOWL - TON TOROの文字!!豚じゃん、豚トロじゃん!約200gで3.68ドル!さすが日系スーパー!消費者のニーズに応えてるぅ!

 

豚トロ...スーパーで普段見かけないから、しばらく食べていなかった。いつもあるけどすぐに売れ切れてしまって無いのか、あまり店頭に並ばないから見かけないのかは定かではないが、手軽にスーパーで手に入りにくい豚トロは、私の中で、韓国焼肉に行った時にだけ食べることができるちょっとした贅沢お肉のポジションを勝ち取っていた。そんな豚トロが今、目の前に!買うしかない!

 

ゲーム中にレアアイテムを見つけた時に似た高揚感を抱きながら、そっと豚トロのパックをカゴに入れた。

 

考えてみると、海外のスーパーで手に入りにくいが故にしばらく食べていないもの、というのは結構ある。鶏のハツやセセリ(首肉)、ぼんじり(鶏のお尻の肉)、なんかもそういえば見たことがない。日本だと節約レシピに欠かせないササミもあまり見かけないし、あったとしても値段が高いので、今まで一度も買ったことがない。牛タンや豚タンも高価だ。

 

焼くだけハンバーグのタネも売ってないので、手作りしようとしたが、合挽き肉が無い。仕方ないから豚ひき肉と牛ひき肉の両方を買って混ぜることにしたのだが、アメリカのスーパーは売っている単位が大きいものだから、全部合わせたら1キロ近くの合挽き肉になってしまい、家にある一番大きい鍋で満杯の煮込みハンバーグを一日かけて作ったのはいい思い出だ。

(*スーパーのお肉コーナーで係りの人に頼めば欲しい量をパックに包み直して売ってくれるところがほとんど。多かったらお願いして、少ない量を売ってもらおう。)

 

その代わりに、鶏の足とか、冷凍鶏丸まま1羽、牛のテール肉、ハチノス(牛の第二の胃)なんかはレギュラー陣として並んでいるし、レバーや砂肝は超安価だ。(それに、スーパーで手に入りにくいお肉は大抵チャイナタウンでリーズナブルな値段で手に入るよ。あと、日系、韓国系、アメリカ系などスーパーの種類で取り扱っているお肉も多少違う。)

 

スーパーのお肉事情が違うから、レバーの下処理も覚えたし、鶏まるごとスープのレシピも増えたけど、日本でよく食べていた好きなお肉のことは忘れかけていた。

 

そこで見つけた豚トロである。

「そうそう、これ私そういえば好きだったわ!」

と手にとって、今日のお昼は豚トロの塩胡椒レモンにしようとウキウキしながら帰宅。

 

フライパンにごま油を敷いて、細かく刻んだニンニクを入れる。香りが立ったらいよいよ豚トロを焼く。本当は炭火で焼いたら最高なのだが、今日はささっとランチだからフライパンで我慢だ。塩胡椒をふって、両方に少し焦げ目がつくくらいでお皿に載せる。熱いうちにレモンを絞る。豚トロが脂っぽいので、サイドにはレタスとキュウリ、冷や奴を準備した。

 

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口に入れると豚の脂が広がる。ほぼ脂身の豚トロの少しサクサクとした食感が楽しい。ごま油の香りとレモンの爽やかさが豚トロの脂の旨味を引き立てる。

「うぅ...幸せ。」

 

半分残しておいたから、夜も焼いて食べよう。冷蔵庫に食べるのが楽しみなものが入っていると一日ワクワクして過ごせるからいいね。