みつあみマラサダ日記

アメリカ、虹の州在住のみつあみマラサダが、日常のあれこれ、お気に入りの食べ物や生活雑貨、ふと考えたことなどをのんびり書いていきます。

真夜中の、飯テロとの激戦。【ASMR(音フェチ)動画を引き金に交えた5戦!】

昨日はなぜか寝られなかった。ベッドに横になって目を瞑ってみるものの、一向に眠気がこない。暇つぶしにと携帯に手を伸ばした...のがいけなかった。何を見るでもなくインスタグラムをつるつるとスクロールする。そこで見てしまった。

 

f:id:mitsuamimalasada:20190720215455j:plain

Photo by (c)Tomo.Yun:http://www.yunphoto.netよりお借りしました。


タワー状に積み上げられたチキンナゲット、綺麗に並べられた各種ソース、それを挟んで山積みのオニオンリング。赤い口紅をさした大口がパカッと開いてその黄金色のオニオンリングを頬張る。ザクザク.....!

 

ASMR(音フェチ)の動画だ!そしてそれに続くはMUKBANG(大食い動画)!

 

好き嫌いが分かれると思うが、私は咀嚼音系のASMRが好きだ。つい目が止まってしまう。くそう、黄金色ジャンクフードデュオ、ナゲットとオニオンリング!チラッと時計を見ると2時をまわるところだ。後悔するだろうか、いや、相手はもう目の前でもう既に攻撃を仕掛けてきている。こうなったらええいままよ!こちらも受けてたとう。

 

こうして怒涛の飯テロ5戦が始まった。(*参考までにYouTubeから動画を貼り付けておきます。これらの動画を聞きながら文章を読んでもらえると臨場感が出るかと思います。咀嚼音苦手な人は注意です。)

 

レディー.....ファイッ!!!(Ready...FIGHT!!)

 

 

第1ステージ:ASMRより、ザクザク系代表、オニオンリング!

 

 

こいつは手強い。ザクザク系にはフライドチキンやクッキー、モッツァレラスティックにシリアルなどいろいろあるが、なんといっても強いのはオニオンリングだ。私の中ではフライドチキンと並ぶが、僅差でオニオンリングが勝っている。オニオンリングの味を想像した時の、肉には無いスナックっぽいジャンクさが勝因だ。

 

オニオンリングなんて約80%が衣、中にヘニャっとなった頼りない感じの玉ねぎしか入っていないのに、美味いのだ。その衣の多さで、ザクザク感も増す。隣に並ぶはマスタードソース、チーズソース、そして、ケチャップ!

 

うう、食べたい...。ザクザク音で耳が心地よい...。お腹すきそう...。

 

とは言え、まだこの時点では余裕である。唾液は溜まるものの、「いいなあ、食べたいなあ」程度で、ダメージは15ほど。トータルダメージ、15/100。ちなみにダメージと食欲ゲージは比例する仕組みになっている。

 

第一ステージはものともせず、次の動画へとスクロールする。

 

 第2ステージ:いてASMRより、パリパリ系代表、パルムアイスクリーム!

上の動画内のアイスはDOVEアイスで、パルムではないのですが、参考ということで。

 

これはピノでも可だ。私が大好きなパルムアイスクリーム!アイス好きの私は、新しいアイス屋さんが地元に開店したといっては足を運び、スーパーのアイスも殆ど試し済み。今までにたくさんアイスを食べてきた。しかし、「いやあ、やっぱりあんたはすごいよ。」と言って戻りたくなるのが、パルムアイスクリーム及びピノだ。

 

パルムにしろ、ピノにしろ、こいつらは「アイスクリーム」だ。アイスミルクでもなく、ラクトアイスでもない、乳固形分15%以上の者だけが手に入れることができる称号を持ったエリートだ。そいつらがチョコレートにコーティングされたらどうなると思う?鬼に金棒、虎に翼、バニラアイスにパリパリチョコである

 

パリパリの外側、クリーミーな中身。口に入れてチョコが溶け始めると、パリパリの時とは違い、ねっとり濃厚な甘さを出してくる。そしてバニラアイスのミルクの風味ともったりとした甘み。見える.....口の中で繰り広げられるチョコとバニラアイスのzouk(ズーク)ダンスが!(ズークとは西インド諸島発祥といわれていて、少しスローなラテンダンスといった感じだ。密着度が高くて、流れるような動きが特徴。気になる人は動画で見てみて!) 

 

最近ケトダイエットで甘いものを制限している私にとっては、なかなかのダメージ、25。先ほどのオニオンリングの攻撃と合わせてトータルダメージは40/100。まだ食欲ゲージが40、耐えられる辛さだ。

 

第二ステージクリア。次の動画へとスクロールだ。

 

第3ステージ:これまたASMRより、柔らかい咀嚼音代表、サーモン切り身&寿司のデュオ!

 

 

サーモンは私の弱みである。私の好きなお寿司のネタ&お刺身ランキングの中でも上位に来る。この大きな切り身、鮮やかなオレンジに脂の白色ストライプが美しい。咀嚼音もいい。もしゃもしゃ、といった「飯、食ってます!」という感じの音がたまらない。たまに間に挟まれるガリの咀嚼音も、箸休めならぬ「耳休め」に丁度良い。

 

魚の切り身の滑らかな舌触りを想像すると、ジュワッと口に唾液が溜まる。それをゴクリと飲み下し、早々と次の動画へ移る。というのも、日本に住んでいれば、この動画を見た次の日にかっぱ寿司にでもいってサーモン欲をお手頃に満たせるかもしれないが、海外在住の私にはそれはできない。負けが見えている戦いでは頃合いを見計らって逃げるのも手だ。

 

ダメージ10くらいで次の動画にスクロールだ。ここまでトータルダメージ50/100。半分まできてしまったが、「もう半分」ではなく「まだ半分」だ。強気で次のステージへGOだ。

 

 第4ステージ:MUKBANGより、韓国風フライドチキン!

 

 

出たか!という感じである。真っ赤な韓国風甘辛ダレにまみれたゴツゴツのフライドチキンだ。ここで大事なのは、「韓国風」というところだ。あのどろっとして衣に絡みつく真っ赤あるいは茶色のソース。特にケトダイエット中の私には、あの甘辛いタレはダイエットにひと段落つくまで食べられない。この手のドロっと系うまうまソースにはお砂糖がふんだんに使われているからだ。

 

 甘辛ダレにまみれたその衣は、クリスピーさではアメリカ風フライドチキンに劣るかもしれないが、タレの砂糖、衣の油と炭水化物が合わさり脳から幸福ホルモンが大放出である。そこに、ジューシーな肉汁とともにやってくるのが、チキンだ。タレと衣、そして鶏肉が持ちつ持たれつ、絶妙なバランスで、食欲をこれでもかと駆り立てる。

 

うぅ...画面を見ているだけで想像できる、ドロっと甘辛ダレとチキンが織りなす完璧なハーモニー....。

 

少しここら辺でくらっとしそうになるが、持ち直して画面をスクロールだ。ダメージ28! これはパルムアイスクリームよりも効いている!ここでトータルダメージ78/100。

 

まだいけるぞ。次のステージだ!

 

第5ステージ:これまたMUKBANGより、チーズがけ辛麺!

 

3:52くらいから二人とも食べ始めます。

 

おっと、これは少し拍子抜けしてしまうな。激辛ラーメンチーズがけときたか。私は特別辛いものが好きなわけではないし、実はラーメンにチーズの組み合わせもそんなに好きではない。ここにきて韓国のスパイシーヌードル、とろとろ伸びーるクリーミーチーズなんて、第1から第4ステージに出てきたあいつらに比べれば、ちょろいもんだぜ...!

 

と思ったのもつかの間。お気づきだろうか。乾麺特有のちぢれ.....これは真夜中に一番食べたくなる系のチープなインスタントヌードルなのだ!

 

この麺を見て脳裏に浮かぶのは、「焼きそば一平ちゃん」だ!あの、深夜に食べるととんでもなく美味しいインスタント焼きそばだ。お昼に食べる時は、「うーん、カラシマヨネーズはカロリー気になるから、かけないでおこうっと。」と思えるのに、夜に食べると、「カラシマヨネーズなしの焼きそばってなに?!オラオラオラオラァ!マヨビームだぁ!」と、その深夜に発揮する真の美味しさ故に、人をも豹変させてしまう、あの焼きそばだ。

 

考え出すと止まらない。スパイシーヌードルの咀嚼音が駆り立てるは、焼きそば一平ちゃんのあのソースの匂いだ。

 

うう、してやられた。油断していたのだ。辛麺チーズがけなんて、と甘くみていたのに.....。そして何度もいうが、ケトダイエット中の私は、炭水化物の爆弾のようなインスタントヌードルなぞ、しばらく食べられない。

 

ダメージ30! ここでトータルダメージ108/100! なんと、限界を突破、食欲ゲージリミッターがぶっ壊れるぅうう.....!!!!

 

次のステージにはいけなさそうだ。頭の中で焼きそば一平ちゃんがぐるぐると回り続ける。次の動画へとスクロール気力は....ない。

 

ここで、みつあみマラサダ、敗北。

 

 

 

食欲ゲージは満タンを超してしまったとはいえ、幸い冷蔵庫にすぐに食べられそうなものがなかったので、うごごごごっと夜の爆食いをしなくて済みそうだ。ケトダイエット中なので家にラーメンやアイスもない。

 

野菜室に入っていたブルーベリーを5粒ほど食べて、お水を飲んで、携帯を閉じる。よし、もう寝よう。

 

と、この記事を書いていたらあっという間にまた夜中の2時半を回ってしまったようだ。今日こそは、飯テロに合わないように、寝る前にインスタなんか見ないんだもんね。