みつあみマラサダ日記

アメリカ、虹の州在住のみつあみマラサダが、日常のあれこれ、お気に入りの食べ物や生活雑貨、ふと考えたことなどをのんびり書いていきます。

海外の地にて、味噌汁に思いを馳せる。【好きな味噌汁の具リストと番外編も】

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味噌汁が好きだ。ポタージュでもトムヤムクンでもボルシチでもなく、味噌汁が好きだ。味噌汁はそれぞれの家庭の個性が出るし、ただ単純に「美味しいから好き」というのではなくいろんな思い出と合わせて「好き」となるものなのでは、と思っている。

 

味噌汁は、ご飯をコンプリートさせてくれる。すき家なんかのファストフードでも味噌汁を足すと一気に定食化して満足感が増すし、おかずが何もなくたって、味噌汁さえあればしっかりご飯を食べた気になる。朝の食欲がない時も味噌汁だったら体に入るし、お行儀が悪いと言われようが、ご飯を味噌汁にぶち込んで口にかっこむ猫まんまだってそれで一品になってしまう。

 

海外に住んでいると特に、味噌汁がある食卓というのはホッとする。今日はちょっと味噌汁に思いを馳せて、私の好きな味噌汁の具を書き出してみたいと思う。

 

ワカメと豆腐

「シンプル・イズ・ザ・ベスト」である。困ったらこれ、ワカメと豆腐は裏切らない。豆腐を木綿にしたり絹ごしにしたり、あるいは寄せ豆腐なんかを使う事で全体的な雰囲気が変わって楽しい。乾燥ワカメを使う事がほとんどだが、たまに生ワカメを使うと香りと食感が加わってちょっぴり贅沢な気分になる。

 

大根と油揚げ

さっぱりした大根に油揚げがコクを足してくれる。大根を薄く切らないとなかなか火が通らないから注意だ。時間が経つと苦味が出る事があるから、作ったら余らさないように食べたいところだ。ちなみに、猫まんまにするなら私は断然大根の味噌汁が好きだ。

 

シジミ・アサリ

魚介類は一般的に少し贅沢である。シジミの味噌汁は、身がもったいないから、あの小さい殻から箸で丁寧にシジミの身を剥がして食べる。アサリも同様だ。しかし、貝柱がなかなか取れなくて苦戦することもしばしば。幼い頃、アサリの砂抜き中に爪楊枝でアサリ釣りをして遊ぶのが好きだった。今思えば、貝が油断してべえーっと口を開けているところに爪楊枝でちょっかいなんか出して、貝からしたらいい迷惑だったと思う。

 

フノリ・トロロ

幼い頃、祖父が味噌を溶かしただけの汁に、フノリをサッと放してズズズとやっているのを見て以来、私もそうしたい、という憧れだけで好きになった具材がフノリだ。祖父の真似をしていると自分も大人になったような気がして嬉しかった。同じ理由でトロロも好きだ。

 

なめこ

ツルんとした喉越しのなめこ。大好きな具材の一つだが、海外では安く手に入らないのでしばらく食べていない。日本食品の売り場で、shirakikuというブランドから「NAMEKO」と書かれた缶詰めなめこが売っているのだが、未だに試したことはない。缶詰めになって4〜5ドルのなめこはいまいち買う気がしないからだ。なめこは100円以下で買える気軽さがいいのだ。

 

キャベツ

キャベツが食べきれないときは、これだ。千切りにして味噌汁にしてしまう。キャベツが中途半端に煮えると妙な歯ごたえになって美味しくないので、ちゃんとクタクタになるまで煮るのがコツだ。

 

玉ねぎ

玉ねぎが中途半端に余ってしまったときも、味噌汁にしてしまおう。自然な甘みで味噌汁の雰囲気がガラッと変わる。玉ねぎと卵、玉ねぎとワカメ、玉ねぎと豆腐、何に合わせても美味しい。

 

豚汁

豚汁は少し別格だと思っている。何せ、「〜の味噌汁」じゃなくて「豚汁」と個別のタイトルを手にしているのが豚汁である。玉ねぎ、豚肉、ジャガイモなどをごま油と生姜で炒め香ばしく仕上げ、そこに水を入れる。アクを取りながら少し煮て、最後に味噌を溶かし込む。生姜を更に足して、体ポカポカ効果を狙うのもありだ。豚汁があるとオカズ一品少なくしてもいいくらい、食べ応えのある汁物だと思う。

 

番外編

ベビーホタテ

これは、家でたまに出ていたが実は私は苦手だった味噌汁の具だ。貝類、という括りではアサリやシジミと同じはずなのに、ホタテの甘みの出た味噌汁、というのが私はなぜか苦手だった。そういえば、ベビーホタテから真珠のなりそこないのようなものが出てきたことがあって、私は今でもそれを大事にオルゴールのついた宝物箱に入れている。

 

トマトとオクラ

これは、以前に冷蔵庫にトマトとオクラしかなかったときに「トマト オクラ 味噌汁」で検索したらレシピが見つかったから試してみたら、思いがけず美味しかった、という組み合わせだ。トマトの爽やかな酸味と、オクラのシャキシャキネバネバ感が面白い。夏野菜の組み合わせという事で、これは今の時期皆にもトライしてみてほしい味噌汁の具だ。

 

 

こんな記事を書いていると無性に味噌汁が飲みたくなるから、明日の朝は大根の味噌汁にしよう。ちなみに味噌は「MARUKOME BOY AWASE MISO PASTE」だ。名前は英語表記でも、食卓に和食の「ホッ」を届けてくれる味噌汁が、やっぱりご飯には欠かせない。