みつあみマラサダ日記

アメリカ、虹の州在住のみつあみマラサダが、日常のあれこれ、お気に入りの食べ物や生活雑貨、ふと考えたことなどをのんびり書いていきます。

【やらず嫌い】「カフェでパソコンで仕事」を3週間試してみた時の話。

f:id:mitsuamimalasada:20190703112917j:plain

 

私は、カフェにパソコンを持ち込み一人で仕事をする、いわゆる「ノマド」とやらをした事がなかった。主な理由としては、

  • コーヒー代が勿体無い
  • 音が無いところで作業をする方が捗る

と思っていたからである。そのため、作業はもっぱら家で一人でしていた。

 

友達やクラスメートと勉強をする時にカフェでパソコン作業をしたことはよくある。しかし、私の中で「カフェでのコーヒー代」というのは、飲み物それ自体に払っているというよりは、「人と時間を過ごすための場所代」として払っている感覚があったので、人と話さずに一人で出来る作業をわざわざお金を払ってまでカフェでする必要性を感じたことが無かった。 それに特にコーヒー好きでもない私。作業中に喉が乾いたら家でお茶でも沸かせば良いじゃん、と思っていたのだ。

 

とはいえ、カフェで一人でコーヒーをすすりながら、パソコンを睨んでカタカタする、というのは「ちょっとカッコいいなあ」などと思っていた。なんか少し、やってみたいぞ。そう思い立ったらなんでも試してみるのが良い。今回は、「カフェでパソコンで仕事」を3週間(週3〜4回くらいの頻度で)試してみた時に学んだこと、感じたことを書いてみようと思う。

 

カフェ選びが大事

カフェでの仕事が楽しくなるかどうかは、ここにかかっていると思う。

 

家からある程度近く、何時でも適度に空いていて、Wi-Fiが使えて、充電ができる。この条件が揃っていないと、カフェに行くのが憂鬱になる。「行っても席空いてるかな」とか「遠くて行くの面倒くさいな」となってはカフェに行く、という第一ステップでつまずいてしまう。私はたまたま家から徒歩10分程のところに何時に行っても人がまばらで、充電用アウトレットもたくさんあるカフェを見つけたので、ここで3週間を過ごすことにした。

 

お金を払っているから集中せざるを得なくなる

ホットコーヒー1杯、約3〜4ドルだ。その一杯で5時間も6時間もカフェに居座るというのは、客が少ないとはいえ非常識なのでは、と思うので、せいぜい2〜3時間で帰るようにしていた。

 

そうすると、コーヒー代の4ドルを意味のあるものにするために、その時間内で出来るだけ作業を終わらせなくては、と集中せざるを得なかった。限られた時間を有効に使うために、やる事リストを整理して優先順位をつけておく。ふらっとYouTubeで「あざらし 腹を叩く 可愛い」なんて検索している時間なんぞない。「コーヒー代まで払ったのに全然作業進まなかった〜」となると悔しいので、とにかく集中してカタカタと仕事を終わらせた。これはなかなか気持ちが良かった。

 

集中力と場所はあまり関係ない

となると、集中力と場所はあまり関係ないのだな、と思った。私は今まで、家で作業をする事が多かったから、「家で作業した方が集中できる」と思っていたが、集中しようと思ったら以外とどこでもできるんだな、というシンプルな発見だ。

 

家に居てもだらけるときはだらけるし、ベッドやテレビ、冷蔵庫があるせいで、もしかしたら実はカフェよりも誘惑が多いのかもしれない。「カフェは周りに人がいるから集中できない」というのは「家で一人の方が集中できる」をひっくり返しただけの、私の勝手な思い込みだったのかもしれない、と気付く。

 

集中力と周りの音もそんなに関係ない

 一旦集中してしまえば以外と周りの音は気にならないことに気が付いた。これは先ほど書いた事と同じなのだが、「私は静かなところの方が集中できる」の逆、「私は音があるところだと集中できない」と勝手に思い込んでいただけみたいだ。

 

とはいえ、私はやはりどちらかというと音がない環境の方が好きなのだが、これは「好みの問題」であって、音があるないが私の集中力に多大な影響を及ぼしているわけではない、ということが分かった。

 

マイカップを持っていくと少しいい気分に

何日かコーヒーを買ってみて気になったこと、それはゴミの量である。コーヒーカップ、フタ、ストロー、そしてナプキン。店内で飲みます、と伝えると陶器のコーヒーカップで出してくれるお店もあるが、私の行ったカフェは常にテイクアウト用のカップを使用していたので、自分が家で使っているサーモカップを持っていくことにした。

 

f:id:mitsuamimalasada:20190703112615j:plain

 

「自分のカップを持ってきたんですけど、これにコーヒーを入れてくれますか?」というと、店員さん、笑顔で「もちろん!」とのこと。こうすると、ゴミも減るし、コーヒーはずーっと温かいし、お店によってはマイカップ持ち込みでディスカウントもあるし、良いことずくめだ。それに、なんかちょっと小慣れた感が出る気がして、「うしし、ちょっとおしゃれな気分だもんね」とニヤニヤできる。

 

 

上記以外に気付いたのは、カフェで一人で作業をするとトイレに行きたい時が困るなあということ。携帯と財布だけを持ってリュックを残してトイレに行ったこともあるが、やはりこれは防犯的にまずいのでは。万が一のことを考えると、自分のものは自分で管理するのが最善である。増してやコーヒーを飲んでいるといつもよりもトイレに行きたくなるから、これには困ってしまった。

 

そして、コーヒーを空きっ腹に飲むと腹痛を起こすということも発見。「そんなの当たり前じゃん!」と思われるかもしれないが、美容系YouTuberが「私の、朝一番にすることはコーヒーを飲むことです。」などとモーニングルーティーンで言うのを良く見ていたから、朝一に飲んでいいんだったら、お腹が空いている時に飲んでも大丈夫なものだと思っていた。実際に私の親が毎朝一番にコーヒーを飲むが、お腹はなんとも無さそうだから、私も、と思ったのだが、私の空きっ腹にコーヒーは合わないようだ。

 

 

やらず嫌いだったカフェでのパソコン作業。3週間試してみると、「カフェで仕事も悪くないじゃん」となった。休憩中にベッドでころころ出来ないのはネックだが、家で作業に飽きたら、カフェに行ってみるのもプロダクティビティ(生産性)アップに良いかもしれない。

 

ちなみに3週間の間に何回もホットコーヒーを頼んだが、コーヒーは未だに苦手なままだ。