もう3年日本に帰っていない私が恋しい日本の食べ物5選。
現在アメリカ、虹の州在住の私だが、なんやかんやで実はもう3年近く日本に帰っていない。帰れるのであればそうするし、以前は一年に一回は日本に帰国していたのだけれど、ここ何年か何かと忙しくてそのタイミングが無かった。
私の住んでいるところは日本人も多く、日系スーパーもあるし、それ以外のお店のアジアン食品コーナーもそれなりに充実している。とはいえ、やはりこっちでは手に入らないもの、買えるとしても値段が高くて諦めるものなどが多々ある。
そんな、もう3年近く日本に帰っていない私が心から恋しい日本の食べ物を5個選んでみた。
1. 明太子、タラコ
これは日系スーパーには売っているのだが、値段が高い上に、あまり色味が良くないことが多くて買ったことがない。小さいタラコが一つで5ドルくらいだったり、やたら上等な木の箱に入ったお土産用のような明太子が20ドル以上だったりする。そんなに高いお金を払ってまで...と思い悩んで買わず、ここ何年か食べていない。
明太子やタラコは、スーパーで割と手頃な値段で買えるのに、炊きたてのご飯の上に乗せると、日常のご飯が少し贅沢になった気をさせてくれる、というのがいいのである。ちなみに、私が日本の空港に降り立ったら最初に買うのはいつも明太子かタラコのおにぎりだ。
2. 牛乳プリン
白いパッケージに赤いお日様マークのあれ、である。白くてツルツルプルプルの牛乳プリンだ。ミルクの優しい風味が大好きで、食後のデザートに欲しくなる。これは私は今までこっちのスーパーで見かけたことがない。無いとなると余計に恋しくなるもので、最近無性に牛乳プリンが食べたい!となっている。
「そんなの家で作ればいいじゃん」、というのは無しだ。私はあの赤いお日様マークの牛乳プリンが食べたいのである。
3. お寿司
これはもう、おそらく恋しい食べ物ランキング、ダントツ1位である。100円の回る寿司!回らない寿司でもいいが、100円寿司の値段とクオリティに感じるあの満足感が味わいたい。一時期こっちにも1ドル寿司のお店ができたのだが、開店1ヶ月後には値段を上げ始め、1年足らずで閉店してしまった。
その他、Genki Sushi やKuru Kuru Sushi などの回転寿司屋だと、値段の割に質と量に満足できないし、本格お寿司のお店では好きなネタを続けてお腹一杯になるまで食べるという乱暴なことはできない。私は100円寿司のホタテと炙りサーモン、ヅケマグロを腹一杯食べて、「お、こんなに食べても1000円か。」と言って腹をさすりながら店を出たいのである。
4. コンビニのシュークリーム
「コンビニの」というのがミソだ。98円くらいで買って、深夜に罪悪感を少し感じながら食べるシュークリームが大好きだ。この手のシュークリームは皮が薄くてしっとり柔らかいものが多い。食べるとクリームが横からも反対側からも溢れて気をつけないと美味しいクリームを落として無駄にし兼ねない。
こちらでも、シュークリームは手に入る。「cream puff(クリームパフ)」という名前でパン屋、ケーキ屋、スーパーで見つけることができるが、皮がケーキ屋のそれで、卵の風味が強めで食感が割としっかりめに焼きあがっている。私はコンビニのシュークリームのふにゃっとした皮に大量のクリームという組み合わせが好きだから、「シュークリーム」と「cream puff」は別物だと考えている。
5. 美味しいお豆腐
こればっかりはなかなか探せない。豆腐はもはや全世界に知られた日本の誇るべき食品で、庶民派何でもスーパーのウォルマートから、オーガニック製品が売りのホールフーズまで、tofuと書かれたパックはどこに行っても見つけることができる。しかし、そのセレクションはやはり日本ほど多くない。せいぜい木綿(firm) か絹ごし(soft) 、その中間のmedium firmかが選べるのみで、食感や風味にバラエティは少なく、好きな豆腐ブランドを選ぶという自由もない。そういえば、冷奴用のちょうど良いサイズの食べきりパックも見たことないなあ。
ちなみに、こちらにはローカルの豆腐工場、Aloha Tofuがあり、その製品はドン・キホーテやTimes(タイムス)、Safeway (セーフウェイ)といったスーパーで買えるし、味も美味しいが、私はやはり日本の豆腐が恋しい。
その他にも好きな日本の食べ物はたくさんあるが、3年も食べていないとそれはそれでよくなってくるから不思議だ。それでもこの5つはすごく恋しい。次回の帰国で食べたいものを今のうちからリストしておかなくては。
次の帰国が待ち遠しいなあ。