みつあみマラサダ日記

アメリカ、虹の州在住のみつあみマラサダが、日常のあれこれ、お気に入りの食べ物や生活雑貨、ふと考えたことなどをのんびり書いていきます。

夜中のチキンの誘惑。【分かっちゃいるけどやめられない】

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夜10時も回った頃、友達とのジム帰りに、「チキン食べに行かない?」となるのはそろそろ習慣となりつつある。せっかく運動したのに、この時間にチキンなんぞ食べに行くのは懸命ではない、と分かっちゃいるけどやめられない。

 

ジムに行くのを見越して少し早めに夕食を済ませる。運動中に気持ち悪くならないように軽めに食べて、2時間ほどジムに滞在する。最近の私は専らズンバ、スピン、ボディパンプのクラスに日替わりで通い、クラスがなければウェイトマシーンと有酸素運動を組み合わせて体力向上、ストレス発散を狙っている。ジムが終わる頃にはそこそこお腹が空いていて、「このままでお風呂入って寝れば、痩せるんだろうな」という気はしている。

 

大学院時代からのその友達とはいつもジムで合流、終わった後はだらだらとおしゃべりをしながらストレッチ。そんな事をしているとあっという間に10時近くになっている。そこでいつもの「ねえ、チキン食べに行かない?」である。

 

そもそも、なぜチキンなのか。私とその友達がASMR(音フェチの動画)にハマっていた時期は二人とも揚げ物の咀嚼音が好きだったので、ジム帰りに時々オニオンリングを食べに行ったこともあった。突発的にジャンクフードを欲する時は車で15分かけてWendy'sのbiggie bag、というミニバーガーにミニフライドポテト、ナゲット4ピースにドリンク付きで6ドルという深夜のジャンクフード欲求を満たすのにぴったりなセットを買いに行ったこともある。

 

しかし、必ずチキンに戻ってくる。

「チキンって、何かあるのよね。お腹が空いたら、恋しくなるのはやっぱりチキンよ。」

 

帰り道にある、夜1時まで開いているプレートランチのお店。私たちが頼むのはBBQチキンのミニプレート。照り焼き味にグリルされたチキンが2枚と、ご飯とマカロニサラダがそれぞれ1スクープずつで6.99ドルだ。

 

しかし、このお店のスペシャルメニュー、レギュラーサイズのチキンカツプレートもドリンク付きで同じ値段だから、迷うところだ。油と炭水化物のコンビネーションという夜に食べてはならない組み合わせとはいえ、サクサクの衣にジュワッと肉汁ジューシーなチキンカツも捨て難い。

 

オーダーをする時は悩みに悩む。チキンカツもいいし、フライドチキンもいいなあ。揚げ物ってやっぱりハズれないよね。いや、でも、BBQポークとかカルビもあるしなあ。いつもチキンだから今日は何か違うものでも頼もうか。夜のロコモコなんていうのもいいんじゃない、グレービーソースとご飯に半熟の卵の黄身をガガガっとかっこみたい気もするなあ。

 

そうして、結局いつもの「ミニBBQチキンプレートください。」となる。揚げ物よりグリルの方が良いチョイスだと「食べ方だけで5kg痩せる」という昔買ったムック本に書いてあった。マカロニサラダの代わりにグリーンサラダを、白米の代わりに玄米を入れてもらう事もできるが、だからといって毎回ヘルシーな選択をするわけではない。カロリーのことを考えるとグリーンサラダの方が断然賢い選択だとは分かっていても、口の中がマカロニサラダカモンの状態になっているときなんかは、心の向くままマカロニサラダで頼む。

 

チキンが来る。開けた瞬間の甘辛い匂いで「BBQ チキンにして良かったなあ!」と改めて自分の選択が正しかったことを確認。友達の真似っこをして、マカロニサラダにはタバスコをかける。モタッとした感じのマカロニサラダが、ピリッと引き締まって食べてて飽きない。申し訳程度に下に敷かれた油まみれのキャベツもご飯と一緒に食べる。

 

「やっぱりチキンだよね。」

 

そう言って、お腹をさすりながら帰路につく。本当は早めに家に帰って、バスソルトでも入れて長風呂をしようと思っていたのだが、チキンを食べ終わって家に着き、時計を見るともう11時。ささっとシャワーで済ませてベッドに潜る。

 

ピロリン、と携帯が鳴って見てみるとさっきチキンを一緒に食べた友達から「スクワットの仕方、10種類のバリエーション」という記事がシェアされている。

 

うん...明日ね。

 

そっと携帯を閉じて眠りにつく。夜中に食べるチキンはちょっとしばらくやめられないかもしれない。