大人になった今もっかいやりたい懐ゲーム【マリア君たちが生まれた理由】
私は全然ゲームに詳しくなく、スマッシュブラザーズとかマリオ、ポケモンといったいわゆるメジャーなものをプレイしたことがないし、「この子ったらゲームばっかりして、もう」なんて親から言われたこともない。それでも、それなりに好きなゲームというのはあった。
逆転裁判とか、ズーキーパーとか、どうぶつの森なんかも好きだったが、一番強烈に残っている、懐かしいゲーム。それが・・・
マリア 君たちが生まれた理由
このゲーム、知ってる人いるかな?というくらい昔のゲームだ。(いたらコメントかスターで教えて欲しい!)恐らくこれが私が遊んだことのあるゲームの中だと、覚えている限り一番古いゲームで、私は多分小学生とかだった気がする。いつ発売されたゲームなのかと見てみたら、なんと1997年らしい。これは、物語の節目節目に出てくる選択肢のチョイスで展開が変わるというノベルゲームみたいな感じなのだが、もう、小学生にとっては、設定が厨二病発病にもってこいな設定だ。
主人公の筒井マリアが自殺を図るも病院に運ばれ、一命を取り留めるところからストーリーが始まる。そんなマリアの担当医がカウンセラーをしていくうちにマリアが多重人格であることが判明、そして両親に関する残酷な過去を知り、その真相解明に巻き込まれていく・・・。(詳しい設定はWikipedia見てみてね。↓)
最初のシーンでマリアが手首に包帯を巻いているところとか、多重人格を語るときにエジプトの神話が絡んでくるところとか、厨二心をくすぐりまくりだ。包帯いいなあって思ったもん、当時。
ちょっとシリアスな雰囲気で進んで行くこのゲームがドキドキして好きだった。何回もプレイしたから、オープニングの部分でマリアが違う色の仮面を落としながら歩く、というシーンを覚えている。プレイしすぎて、今でもエジプトの神話に出てくるセト、イシス、ホルス、オシリスのそれぞれの性格と因縁関係なんかも覚えている。いろんな場面の描写が結構凝っていて、今でもプレイしたくなる、というのはやはり名作ゲームだったのでは、と思う。
記憶の中ではマリアがミステリアスな感じの美女、担当医は爽やかイケメン、というイメージだったんだけど、久しぶりにググってみたら「うーん、やっぱり昔のゲームのクオリティだな」って感じのビジュアルで、記憶の中のマリアと医者は大分美化されていることが分かった。(でも、このビジュアルの感じがまた味がある。変に今風に出来すぎたアニメーションじゃないところが逆に良かったりするのである。)
最初から最後までなんとなく仄暗い感じなのが良い。アクションとかファンタジーといった派手なところが無いのに、プレイするとストーリーにのめり込む。
エンディングが何種類かあって、どれもコンプリートした筈なのに、どれもしっかりと思い出せないから、大人になった今、もう一回プレイしたい。
ちょっと今夜はYouTubeのゲームプレイ動画を見漁ってしまいそうだ。
スーパーでの見っけもの、豚トロで昼から幸せ気分。【アメリカのスーパー、お肉事情】
今日は、いつものスーパーで「おっ」と素敵なものを見つけた。
Pork jowl...豚トロだ!!
海外のスーパーで豚トロを見つけたのは久しぶりだ。牛肉のコーナーを見ていたら、ふと目を惹かれた、ビーフの赤身の中に映える、ピンク色の肉。脂身のマーブル模様が眩しい。
「これ、牛肉?牛のどこの部位だとこんなにピンクなんだ...?」
不思議に思いながら手に取ったらPORK JOWL - TON TOROの文字!!豚じゃん、豚トロじゃん!約200gで3.68ドル!さすが日系スーパー!消費者のニーズに応えてるぅ!
豚トロ...スーパーで普段見かけないから、しばらく食べていなかった。いつもあるけどすぐに売れ切れてしまって無いのか、あまり店頭に並ばないから見かけないのかは定かではないが、手軽にスーパーで手に入りにくい豚トロは、私の中で、韓国焼肉に行った時にだけ食べることができるちょっとした贅沢お肉のポジションを勝ち取っていた。そんな豚トロが今、目の前に!買うしかない!
ゲーム中にレアアイテムを見つけた時に似た高揚感を抱きながら、そっと豚トロのパックをカゴに入れた。
考えてみると、海外のスーパーで手に入りにくいが故にしばらく食べていないもの、というのは結構ある。鶏のハツやセセリ(首肉)、ぼんじり(鶏のお尻の肉)、なんかもそういえば見たことがない。日本だと節約レシピに欠かせないササミもあまり見かけないし、あったとしても値段が高いので、今まで一度も買ったことがない。牛タンや豚タンも高価だ。
焼くだけハンバーグのタネも売ってないので、手作りしようとしたが、合挽き肉が無い。仕方ないから豚ひき肉と牛ひき肉の両方を買って混ぜることにしたのだが、アメリカのスーパーは売っている単位が大きいものだから、全部合わせたら1キロ近くの合挽き肉になってしまい、家にある一番大きい鍋で満杯の煮込みハンバーグを一日かけて作ったのはいい思い出だ。
(*スーパーのお肉コーナーで係りの人に頼めば欲しい量をパックに包み直して売ってくれるところがほとんど。多かったらお願いして、少ない量を売ってもらおう。)
その代わりに、鶏の足とか、冷凍鶏丸まま1羽、牛のテール肉、ハチノス(牛の第二の胃)なんかはレギュラー陣として並んでいるし、レバーや砂肝は超安価だ。(それに、スーパーで手に入りにくいお肉は大抵チャイナタウンでリーズナブルな値段で手に入るよ。あと、日系、韓国系、アメリカ系などスーパーの種類で取り扱っているお肉も多少違う。)
スーパーのお肉事情が違うから、レバーの下処理も覚えたし、鶏まるごとスープのレシピも増えたけど、日本でよく食べていた好きなお肉のことは忘れかけていた。
そこで見つけた豚トロである。
「そうそう、これ私そういえば好きだったわ!」
と手にとって、今日のお昼は豚トロの塩胡椒レモンにしようとウキウキしながら帰宅。
フライパンにごま油を敷いて、細かく刻んだニンニクを入れる。香りが立ったらいよいよ豚トロを焼く。本当は炭火で焼いたら最高なのだが、今日はささっとランチだからフライパンで我慢だ。塩胡椒をふって、両方に少し焦げ目がつくくらいでお皿に載せる。熱いうちにレモンを絞る。豚トロが脂っぽいので、サイドにはレタスとキュウリ、冷や奴を準備した。
口に入れると豚の脂が広がる。ほぼ脂身の豚トロの少しサクサクとした食感が楽しい。ごま油の香りとレモンの爽やかさが豚トロの脂の旨味を引き立てる。
「うぅ...幸せ。」
半分残しておいたから、夜も焼いて食べよう。冷蔵庫に食べるのが楽しみなものが入っていると一日ワクワクして過ごせるからいいね。
【アメリカプチプラスキンケア】私が8年間リピし続けのSt. Ives アプリコットスクラブ
私は、スキンケア商品は新しいものが出る度に試したくなってしまうから、長く続けて使っているものは限られている。特にドラッグストアで買えるようなプチプラのものでも、毎シーズン良いものが出てくるから、かなり気に入ったものでないとリピートする気にはならない。
そんな私が、8年間リピし続けているプチプラスキンケア商品が、St.Ives (セイントアイブス)のアプリコットスクラブだ。
170gで約3.7ドル(昔はもう少しシンプルなデザインの容器に入っていて、少なめで安く売っていたが、最近新しいパッケージになったみたいだ)。ドラッグストアやスーパーなど、大抵どこでも買える。
St.Ivesのスクラブにはいろいろな種類があるのだが、私がリピートしているのはfresh skin apricot scrub(フレッシュスキン アプリコットスクラブ)。
これはSt.Ivesの中でもペストセラー、オーソドックスかつ人気不動のスクラブで、今回買ったパッケージには「allure award winner 2017」のマークが入っている。「読者・コスメエキスパートに選ばれたベストコスメ」みたいな感じだ。(私の中ではアットコスメ1位のシールと似たものだと思っている。アメリカで人気コスメ探す時はこのマーク目印にすると良いよ。)
100%自然由来のクルミの殻をパウダー状にしたものがスクラブとして入っていて、アプリコットのエッセンスがつるつるすべすべのお肌にしてくれる、というもの。パラベンフリー、オイルフリー、皮膚科医のテスト済み、毛穴詰まり無し、らしい。
なんか今日お肌がゴワゴワするわ、という時に絶対的に頼りになる存在で、私の家では必ずお風呂場のキャビネットにストックしてある。
使い方は、指先にこのスクラブを取り、濡れたお肌をくるくるとマッサージして、水で流すのみ。とてもベーシックなスクラブだ。
なぜ私がこれを8年間もリピートし続けているのか。今日はちょっとこのスクラブの魅力を存分に語りたいと思う。
1. コスパ良し
お手頃価格でもちが良い。私は週に1〜2回程使うが、顔に使うのに2〜3センチも出せば十分だから、1つで4〜5ヶ月かそれ以上はもつ。ちなみに、St.Ives は週に3〜4回の使用をおススメしているが、それでも多分3〜4ヶ月はもつのでは、と思う。
となると、私の場合、
3.7ドル÷4ヶ月=0.925ドル
と1ヶ月1ドルを切る値段でスクラブスキンケアができるのだから、もうこれは買うしかないでしょ、となる。
2. 匂い良し
清潔な感じのさっぱりとした洗剤、といった感じの匂い。私はこの匂いが好きだ。ボディ用のスクラブだったら、お風呂上りにも残るような良い香りを求めるかもしれないが、St.Ivesは顔に使うので、このスカッとした感じの洗剤っぽい匂いがちょうど良い。
3. スクラブ感が強めで良し
写真を見てもらうと分かるが、exfoliation factor(角質を取るためにゴシゴシする力)がdeep(強め)になっている。これが良いのである。
St.Ivesは、上にも書いた通り、クルミの殻がパウダー状になったものがスクラブとして入っているから、砂糖や塩がスクラブ材として入っているものとは違って、スクラブ材が溶けない!砂糖が入ったスクラブは、十分に顔をクルクルする前にスクラブ材が溶けてしまって、物足りないことがしばしばあったが、St.Ivesでそんな心配はないので、気の済むまで顔をごりごりできる。(やりすぎは禁物だけどね。)スクラブの粒も小さすぎず、しっかりと角質をオフしてくれているのを瞬時に体感できるのが嬉しい。
4. 洗いあがり良し
とにかく、角質を取り去ってくれるSt.Ivesだから、洗い上がりはさっぱりツルツルすべすべの肌にしてくれる。なのに、つっぱったりしない。St.Ivesはクリーム状のスクラブなのに、水で流すと簡単にしっかりと残さず洗い流すことができる(ここらへんがオイルフリーの恩恵なのかしら)。
私がいつも買っているfresh skin apricot scrubの他にも、
- acne control apricot scrub ( ニキビケア、アプリコットスクラブ)
- gentle smoothing oatmeal scrub (ジェントルつるつるオートミールスクラブ)
- blackhead cleaning green tea scrub (ポツポツ毛穴ケア、緑茶スクラブ)
- radiant skin pink lemon & mandarin orange scrub (ツヤツヤお肌、ピンクレモン&マンダリンオレンジスクラブ)
- soft skin honey & avocado scrub (柔らかお肌、ハニー&アボカドスクラブ)
- enegizing coconut&coffee scrub(イキイキ肌に、ココナツ&コーヒースクラブ)
などなど、たくさん種類がある。
私は大抵ウォルマートかロングスドラッグで買うのだが、全種類見たことはない。公式サイトを見た感じ、気になるのはenegizing coconut&coffee scrubかなあ。コーヒーの香りでリフレッシュしながら疲れたお肌をツヤツヤにしてくれそうだ。
*公式サイトによるとcoconut & coffee(ココナツ&コーヒースクラブ), avocado & honey(アボカド&ハニースクラブ)はTargetかオンラインでしか売っていないみたい。公式サイトはこちら。↓
ここまでSt.Ivesの魅力を語ってきたわけだが、このスクラブ、結構しっかりとお肌をゴリゴリできてしまうので、使う際は必ず濡れた肌に、優しくクルクルするのが肝である。これさえしっかり守っていれば、しっかりめのスクラブとはいえ、お肌へのダメージというのはあんまり心配しなくても大丈夫だと思う。少なくとも、普通肌の私は8年間使ってきて肌が傷んだなどと感じたことはない。敏感肌の人は、fresh skin apricot scrubではなく、スクラブ力弱めのgentle smoothing oatmeal scrubや、soft skin honey& avocado scrub から試してみてもいいかもしれない。
安くて優秀なスキンケアスクラブ、St.Ivesを知ったらスクラブにデパコス価格を払いたくなくなるまいて。
公式サイトをチェックすると、いつも行くお店で見かけたことのないSt.Ives製品があったので、今度はTargetあたりに行ってスクラブ以外のSt.Ives製品も試してみたいところだ。
夜中のチキンの誘惑。【分かっちゃいるけどやめられない】
夜10時も回った頃、友達とのジム帰りに、「チキン食べに行かない?」となるのはそろそろ習慣となりつつある。せっかく運動したのに、この時間にチキンなんぞ食べに行くのは懸命ではない、と分かっちゃいるけどやめられない。
ジムに行くのを見越して少し早めに夕食を済ませる。運動中に気持ち悪くならないように軽めに食べて、2時間ほどジムに滞在する。最近の私は専らズンバ、スピン、ボディパンプのクラスに日替わりで通い、クラスがなければウェイトマシーンと有酸素運動を組み合わせて体力向上、ストレス発散を狙っている。ジムが終わる頃にはそこそこお腹が空いていて、「このままでお風呂入って寝れば、痩せるんだろうな」という気はしている。
大学院時代からのその友達とはいつもジムで合流、終わった後はだらだらとおしゃべりをしながらストレッチ。そんな事をしているとあっという間に10時近くになっている。そこでいつもの「ねえ、チキン食べに行かない?」である。
そもそも、なぜチキンなのか。私とその友達がASMR(音フェチの動画)にハマっていた時期は二人とも揚げ物の咀嚼音が好きだったので、ジム帰りに時々オニオンリングを食べに行ったこともあった。突発的にジャンクフードを欲する時は車で15分かけてWendy'sのbiggie bag、というミニバーガーにミニフライドポテト、ナゲット4ピースにドリンク付きで6ドルという深夜のジャンクフード欲求を満たすのにぴったりなセットを買いに行ったこともある。
しかし、必ずチキンに戻ってくる。
「チキンって、何かあるのよね。お腹が空いたら、恋しくなるのはやっぱりチキンよ。」
帰り道にある、夜1時まで開いているプレートランチのお店。私たちが頼むのはBBQチキンのミニプレート。照り焼き味にグリルされたチキンが2枚と、ご飯とマカロニサラダがそれぞれ1スクープずつで6.99ドルだ。
しかし、このお店のスペシャルメニュー、レギュラーサイズのチキンカツプレートもドリンク付きで同じ値段だから、迷うところだ。油と炭水化物のコンビネーションという夜に食べてはならない組み合わせとはいえ、サクサクの衣にジュワッと肉汁ジューシーなチキンカツも捨て難い。
オーダーをする時は悩みに悩む。チキンカツもいいし、フライドチキンもいいなあ。揚げ物ってやっぱりハズれないよね。いや、でも、BBQポークとかカルビもあるしなあ。いつもチキンだから今日は何か違うものでも頼もうか。夜のロコモコなんていうのもいいんじゃない、グレービーソースとご飯に半熟の卵の黄身をガガガっとかっこみたい気もするなあ。
そうして、結局いつもの「ミニBBQチキンプレートください。」となる。揚げ物よりグリルの方が良いチョイスだと「食べ方だけで5kg痩せる」という昔買ったムック本に書いてあった。マカロニサラダの代わりにグリーンサラダを、白米の代わりに玄米を入れてもらう事もできるが、だからといって毎回ヘルシーな選択をするわけではない。カロリーのことを考えるとグリーンサラダの方が断然賢い選択だとは分かっていても、口の中がマカロニサラダカモンの状態になっているときなんかは、心の向くままマカロニサラダで頼む。
チキンが来る。開けた瞬間の甘辛い匂いで「BBQ チキンにして良かったなあ!」と改めて自分の選択が正しかったことを確認。友達の真似っこをして、マカロニサラダにはタバスコをかける。モタッとした感じのマカロニサラダが、ピリッと引き締まって食べてて飽きない。申し訳程度に下に敷かれた油まみれのキャベツもご飯と一緒に食べる。
「やっぱりチキンだよね。」
そう言って、お腹をさすりながら帰路につく。本当は早めに家に帰って、バスソルトでも入れて長風呂をしようと思っていたのだが、チキンを食べ終わって家に着き、時計を見るともう11時。ささっとシャワーで済ませてベッドに潜る。
ピロリン、と携帯が鳴って見てみるとさっきチキンを一緒に食べた友達から「スクワットの仕方、10種類のバリエーション」という記事がシェアされている。
うん...明日ね。
そっと携帯を閉じて眠りにつく。夜中に食べるチキンはちょっとしばらくやめられないかもしれない。
海外の地にて、味噌汁に思いを馳せる。【好きな味噌汁の具リストと番外編も】
味噌汁が好きだ。ポタージュでもトムヤムクンでもボルシチでもなく、味噌汁が好きだ。味噌汁はそれぞれの家庭の個性が出るし、ただ単純に「美味しいから好き」というのではなくいろんな思い出と合わせて「好き」となるものなのでは、と思っている。
味噌汁は、ご飯をコンプリートさせてくれる。すき家なんかのファストフードでも味噌汁を足すと一気に定食化して満足感が増すし、おかずが何もなくたって、味噌汁さえあればしっかりご飯を食べた気になる。朝の食欲がない時も味噌汁だったら体に入るし、お行儀が悪いと言われようが、ご飯を味噌汁にぶち込んで口にかっこむ猫まんまだってそれで一品になってしまう。
海外に住んでいると特に、味噌汁がある食卓というのはホッとする。今日はちょっと味噌汁に思いを馳せて、私の好きな味噌汁の具を書き出してみたいと思う。
ワカメと豆腐
「シンプル・イズ・ザ・ベスト」である。困ったらこれ、ワカメと豆腐は裏切らない。豆腐を木綿にしたり絹ごしにしたり、あるいは寄せ豆腐なんかを使う事で全体的な雰囲気が変わって楽しい。乾燥ワカメを使う事がほとんどだが、たまに生ワカメを使うと香りと食感が加わってちょっぴり贅沢な気分になる。
大根と油揚げ
さっぱりした大根に油揚げがコクを足してくれる。大根を薄く切らないとなかなか火が通らないから注意だ。時間が経つと苦味が出る事があるから、作ったら余らさないように食べたいところだ。ちなみに、猫まんまにするなら私は断然大根の味噌汁が好きだ。
シジミ・アサリ
魚介類は一般的に少し贅沢である。シジミの味噌汁は、身がもったいないから、あの小さい殻から箸で丁寧にシジミの身を剥がして食べる。アサリも同様だ。しかし、貝柱がなかなか取れなくて苦戦することもしばしば。幼い頃、アサリの砂抜き中に爪楊枝でアサリ釣りをして遊ぶのが好きだった。今思えば、貝が油断してべえーっと口を開けているところに爪楊枝でちょっかいなんか出して、貝からしたらいい迷惑だったと思う。
フノリ・トロロ
幼い頃、祖父が味噌を溶かしただけの汁に、フノリをサッと放してズズズとやっているのを見て以来、私もそうしたい、という憧れだけで好きになった具材がフノリだ。祖父の真似をしていると自分も大人になったような気がして嬉しかった。同じ理由でトロロも好きだ。
なめこ
ツルんとした喉越しのなめこ。大好きな具材の一つだが、海外では安く手に入らないのでしばらく食べていない。日本食品の売り場で、shirakikuというブランドから「NAMEKO」と書かれた缶詰めなめこが売っているのだが、未だに試したことはない。缶詰めになって4〜5ドルのなめこはいまいち買う気がしないからだ。なめこは100円以下で買える気軽さがいいのだ。
キャベツ
キャベツが食べきれないときは、これだ。千切りにして味噌汁にしてしまう。キャベツが中途半端に煮えると妙な歯ごたえになって美味しくないので、ちゃんとクタクタになるまで煮るのがコツだ。
玉ねぎ
玉ねぎが中途半端に余ってしまったときも、味噌汁にしてしまおう。自然な甘みで味噌汁の雰囲気がガラッと変わる。玉ねぎと卵、玉ねぎとワカメ、玉ねぎと豆腐、何に合わせても美味しい。
豚汁
豚汁は少し別格だと思っている。何せ、「〜の味噌汁」じゃなくて「豚汁」と個別のタイトルを手にしているのが豚汁である。玉ねぎ、豚肉、ジャガイモなどをごま油と生姜で炒め香ばしく仕上げ、そこに水を入れる。アクを取りながら少し煮て、最後に味噌を溶かし込む。生姜を更に足して、体ポカポカ効果を狙うのもありだ。豚汁があるとオカズ一品少なくしてもいいくらい、食べ応えのある汁物だと思う。
番外編
ベビーホタテ
これは、家でたまに出ていたが実は私は苦手だった味噌汁の具だ。貝類、という括りではアサリやシジミと同じはずなのに、ホタテの甘みの出た味噌汁、というのが私はなぜか苦手だった。そういえば、ベビーホタテから真珠のなりそこないのようなものが出てきたことがあって、私は今でもそれを大事にオルゴールのついた宝物箱に入れている。
トマトとオクラ
これは、以前に冷蔵庫にトマトとオクラしかなかったときに「トマト オクラ 味噌汁」で検索したらレシピが見つかったから試してみたら、思いがけず美味しかった、という組み合わせだ。トマトの爽やかな酸味と、オクラのシャキシャキネバネバ感が面白い。夏野菜の組み合わせという事で、これは今の時期皆にもトライしてみてほしい味噌汁の具だ。
こんな記事を書いていると無性に味噌汁が飲みたくなるから、明日の朝は大根の味噌汁にしよう。ちなみに味噌は「MARUKOME BOY AWASE MISO PASTE」だ。名前は英語表記でも、食卓に和食の「ホッ」を届けてくれる味噌汁が、やっぱりご飯には欠かせない。
【おやつハンター】メキシコ産のタマリンドキャンディ、PELON PELO RICO(ペロンペロリコ)
前回紹介したメキシコ産のおやつ、Locochasキャンディをそろそろ食べ終えて、今日は同じコーナーで見つけて気になっていたものを買ってみた。
(Locochasキャンディについてはこちらを読んでね。↓)
その名も、PELON PELO RICO(ペロンペロリコ)である。
「Yo! そこのyou, ちょっとPELONしてかない?」
といった感じの右下のペロンボーイ。12個入って、約3.5ドル。手に取ったその決め手は、パッケージの「Tamarindo(タマリンド)」の文字だった。
私はタマリンドが好きだ。正確にはタマリンド味のキャンディやジュースが好きだ。タマリンドそのものは食べたことがない。タイのコンビニでタマリンドジュースを飲んで、「これ、美味しいじゃん...!」となって以来、タマリンドのお菓子があったらつい買ってしまう。
タイに行くまでその存在も知らなかったタマリンド。
タマリンド(英: tamarind、学名:Tamarindus indica)は、マメ科ジャケツイバラ亜科[1]タマリンド属の常緑高木。タマリンド属で唯一の種である。果実が食用になる。別名、チョウセンモダマ。
アフリカの熱帯が原産で、インド、東南アジア、アメリカ州などの亜熱帯および熱帯各地で栽培される。
(タマリンド - Wikipedia より)
木は20メートル以上にもなり、その果実は茶色いサヤに入っていて、酸味があり食用として広く利用されているらしい。
今回買ったのはPELON miniという、ミニサイズのものなので、パッケージにはPELONしか書かれていないが、レギュラーサイズのものはPELON PELO RICOという名前で売られているらしい。そしてなんと、このキャンディを作っている会社が、あのキスチョコで有名なハーシーズ(Hershey’s)である。 (ハーシーズはもともとアメリカの会社だが、このPELON PELO RICOを作っているのはメキシコにあるハーシーズの会社のようだ。)
お店に売ってあったのは、オリジナルのタマリンド味だが、調べてみるとその他にもスイカ味、ライム味、エクストラスパイシー味、などがあるらしい。
開けてみると、こんな感じになっている。注射器の要領で、下から白い筒状の部分を押し上げることで中からペースト状のタマリンドキャンディが出てくる、といった仕組みだ。
Peloとはスペイン語で「髪の毛」といういう意味らしいから、頷ける。確かにキャンディが髪の毛のようにニュッと細く出てくる。緑の部分に二つの出っ張りがあり、押し出しやすくデザインされている。
出て来たキャンディを実際に見てみると、パッケージの絵が割と忠実なことに気付く。キャラメルよりも柔らかい、ペースト状のキャンディだ。
タマリンドキャンディの味は、甘酸っぱくて干し梅ペーストに似ている。PELONには、実はチリパウダーが入っているので、「スパイシーな干し梅ペースト」といった感じだ。スパイシーとはいえ、「辛っ!」となる辛さではなく、少しずつ食べているうちにジーンと辛くなってきて小鼻に汗が滲む感じの辛さである。これがクセになってなかなかやめられない。
一気にたくさん口に入れると辛いので、ちょびちょび食いがオススメだ。何か作業をしながら時間をかけて少しずつ食べるというのが良さそうだ。ちなみに私は今もこのブログを書きながらペロンペロリコのちょびちょび食いをしている。
ちなみに、一回で食べきることができなくてもフタをしてとっておける。(でも私はいくら自分のものであっても一旦舐めたものをまた後で舐めるというのはなんだかなあ、なので、大抵一回で食べきるようにしている。)
あと、一個食べて見て気付いたのだが、こうやって白い筒の部分に親指を入れるとうまく力が入って押し上げやすい。
タマリンド、日本だとあまり馴染みのない果物だが、干し梅に似たその味は実はとっても日本人ウケするのでは、と思っている。
日本のコンビニでPELON PELO RICOが流行る日もそう遠くないのではないか、と密かに思う。あと、タマリンドペースト入りのタマリンドグミ、ハイチュウのタマリンド味とかおいしそうだから、日本のお菓子メーカーさん、作って欲しいなあ。
なぜカモはあんなに可愛いのか。私がカモの魅力を語ろう。
眠い。もうすぐこちらは真夜中の12時である。ベッドに入ってぼーっとしながら携帯を眺めていると「なぜカルガモの引越しは人気なのか」とやらについて書いたyahooニュースの記事を見つけた。
そもそもカルガモの引越しがそんなにメディアで取り上げられたり、SNSで話題になっていて、人々の関心が集まっているなんて知らなかった。しかしこの様子だと、カモを可愛い、と思って眺めている人口は私の想像以上に多いのかもしれない。
何を隠そう、私もカモが好きだ。大好きだ。動物園に行ったら奥のライオンやらキリンを見に行くより、入ってすぐの池にいる、しかも恐らく動物園に管理されているわけではなくただ住み着いているだけのカモを眺めるだけで何時間も時間を過ごせるくらい好きだ。
今日は、カモ好きな私が語る「なぜカモはあんなに可愛いのか」について書こうと思う。カモ好きなあなただったら共感してくれるであろうし、「別にカモ好きというほどでもないけど、気にはなってる」というあなたにはカモの魅力を知る一歩として読んでもらえたら嬉しい。
ここからはカモの可愛さについて過剰書きスタイルでまとめていこうと思う。
1. フォルム
カモの可愛さその一は、なんといってもあのフォルムである。丸くてつるんとした頭から首のなめらかな曲線、そしてぽてっと丸い体。首を伸ばしている時も可愛いが、縮めて全体的にモチのように丸くなってしまっている時がより可愛い。それにあの平たくて大きいクチバシも可愛い。
2. 歩き方
あのヨチヨチとした歩き方!水かきのある足でペタペタと地面を歩くのが面白い。さらに歩くたびにお尻が揺れて、後ろ姿が愛らしい。
3. 水面での移動が結構早い
陸ではヨチヨチと歩くのに、水面では結構早くスイスイと泳ぐ。そのギャップが面白くていつまでも見ていられる。やはり流石、水鳥だなあ、水の中ではスイスイなんだなあ、と見る度に思う。
4. お尻
カモが水から上がるとプルプルと尻尾を震わせる。その時のお尻がなんともいえず可愛い。あと、カモが水中に顔を入れてお尻だけを水面から出してまるで横溝正史の犬神家のようになっている時。あれもカモのお尻が見えて可愛い。(なんのことか分からない!という人は「カモ 犬神家」で画像検索してみてね!)
5. 地味目の色にオレンジの足
カモは大抵、白、黒、茶、濃い緑、など地味目の色のものが多い。そんな地味な色の体からニョキッと伸びるオレンジの足が可愛い。
6. コガモがふわふわ
大人のカモはつるん、とした感じだが、コガモはふわふわでぬいぐるみみたいだ。よくあんなにふわふわな体なのに水を弾くよなあ、と感心させられる。
7. 雨の日でも大丈夫、カモだから
雨の日の公園はいつもより静かで生き物の気配がしない。鳩や雀はどこかで雨宿りをしているのだろうし、散歩に来ている犬なんかもいない。それなのに、カモは楽しそうに歩いている。
「だって、カモだから」
「雨降っても大丈夫」
「ね、濡れても大丈夫」
「だって、カモだから」
って感じでポテポテと歩いて芝生をついばむ。雨は嫌いだが、静かな公園を我が物顔で歩くカモが見られる雨の日は好きだ。
8. 二羽で行動
カモは二羽で行動しているのを見ることが多い。そして、どっちか一羽に近付こうものなら、もう一羽がガアガアと警戒音を出しながらパートナーに危険を知らせる。カモも友達とか恋人とかいるんだよなあ、と改めて動物も人間と同じく感情とコミュニティーがあることを感じさせられる。
9. 中の白い羽毛
外はつるんとした水を弾く羽だが、中は白くてふわふわとした羽毛が生えている。カモが羽繕いをしている最中に中の羽毛が見えたりすると、なんだかカモの秘密を見たような気になる。そしてふわふわな感触を想像して「うぅう〜、抱きしめたい〜」と悶える。
10. カモの親子
これは上のyahooニュースに書いてある通り、母ガモの愛情が見れるのが良い。そして基本的にコガモたちは母ガモの周りを離れない。コガモがひたすらにお母さんの後をついて歩くところとか、陸で休む時も母の近くにヒシッと集まっている様子なんかは見ていてほっこりする。コガモ同士で夢中で遊んでいて、他の子達と離れてしまったことに気付くと、離れていたコガモたちが彼らの全速力で水面を走るようにして他の子達の元へ戻る様子なんかも面白い。
他にもカモの可愛さポイントをあげるとキリがないのだが、カモの可愛さを存分に理解するには、やっぱり実際に目で見て欲しい。それも、少なくとも30分くらいはじっと見ていると良い。カモ達がたくさんの違った顔を見せてくれる。
あと、家の近くにカモが集う池なんかがあったら、毎日通って見てみることをお勧めしたい。ボスっぽいカモ、長老っぽいカモ、友達とガアガア陽気なカモ、控えめなカモ、いつもは違う池にいるけどちょっと遊びに来たカモ、カモ夫婦、などなど、カモにはカモの世界があることに気付く。
最後に、カモの正面顔というのが私のお気に入りだから、その画像でしめよう。カモの魅力について書いていたらあっという間に深夜一時半を回ってしまった。おやすみなさい。
(*全てのカモの写真はフリー素材です。)